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お金学 『何用あって月世界へ-山本夏彦名言集』山本夏彦、植田康夫

死ぬべき人は、死ぬのが本来だと、恐れながら申し上げる。新薬の出現によって、百年このかた人は死ななくなった。ほんとは死ぬべき人が、生きてこの世を歩いている。これが副作用の随一だと、私は見ている

世間や社会に、爪はじきされて、はじめて個性は頭角をあらわす。ちやほやされて育つ個性なんて、今も昔もない

金持ちがいて、中くらいがいて、貧乏人がいて、かっぱらいドロボーのたぐいがいて、そして橋の下には乞食がいて、はじめて世の中である

元美人であったことは、他人が言ってくれて自分が打ち消して、初めて体裁が整う