国連総会のため、ともにニューヨークを訪れているイギリスのキャメロン首相とイランのロウハニ大統領は２４日、国連本部で会談を行いました。
両国の首脳が直接会ってことばを交わすのは３５年前の１９７９年にイランでイスラム革命が起きて以来、初めてです。
イギリスの首相官邸によりますと、両首脳は、シリアとイラクで勢力を広げるイスラム過激派組織「イスラム国」への対応について、周辺各国が資金面も含めてテロリストへの支援を断ち切る取り組みを強化するべきという認識で一致しました。
また、イランの核開発問題の包括的な解決を目指すイランと欧米などとの協議は極めて重要な局面を迎えており、２か月後に迫った交渉期限までの最終合意に向け、この機会を逃さないよう協議することを確認しました。
イギリスとイランは、イランの首都テヘランで３年前に起きたイギリス大使館襲撃事件を受けてそれぞれの国で閉鎖した大使館を再開する方針で合意しており、両国の首脳の会談をきっかけに関係改善に向けた動きも本格化しそうです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140922#1411382864
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