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米FRB、後手に回るリスク=フィッシャー地区連銀総裁 | Reuters

フィッシャー米ダラス地区連銀総裁は28日、国内の一部で賃金に対する圧力が高まっており、インフレ抑制が後手に回る恐れがあるとの認識を示した。


総裁はフォックスの番組で「突然、一部で高成長、賃金インフレに見舞われる可能性があると考えている」と指摘。「まだ懸念はしていないが、私の管轄区でそのようなことが起きており、国全体でも同じことが起きる可能性がある」と述べた。


総裁は米経済が「世界をけん引しているのは間違いない」とし「私たちが受けた傷は癒えつつある」と述べた。


総裁によると、テキサス州など一部の地区では、ビジネス寄りの政策や「大量の人口流入」などを背景に爆発的な成長がみられている。


総裁は「第2・四半期は国内平均を大幅に上回る5.8%のペースで雇用が増えた」とし「私の管轄区では、賃金圧力が景気後退以降で最高になった」と指摘した。


総裁はこれまで「早め」の利上げを予想していると述べていたが、28日の番組では「FRB(連邦準備理事会)が後手に回っている」リスクがあると指摘。「金融政策は効果が出るまでに長いタイムラグがある。後手に回りたくない」と述べた。