バフェット氏:英テスコへの出資「大きな過ち」−株価が急落 - Bloomberg
資産家ウォーレン・バフェット氏は2日、英スーパーマーケット最大手テスコ への出資は「大きな過ち」だったとの見解を示した。売り上げ減少と粉飾決算疑惑をめぐり急落したテスコの株価は11年ぶり安値付近にとどまっている。
バフェット氏(84)は経済専門局CNBCとのインタビューで、テスコ出資で「過ちを犯した」と述べ、「自身による大きな過ちだ」と発言した。
同氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは3億2870万ドル(約356億円)出資した2006年3月以来、テスコ株を保有している。12年までに出資比率は5.08%に達し、その価値は約130億ポンド(約2兆2770億円)に増えていた。バークシャーの年次報告によれば、同出資比率は昨年末時点で3.7%まで引き下げられた。
ロンドン時間2日午後3時2分現在、テスコ 株は前日比0.6%高の181.25ペンス。前日終値は2003年4月以来の安値だった。
テスコのデーブ・ルイス最高経営責任者(CEO)は先月22日、上期決算の利益見通しが粉飾されていた疑いが発覚したことを受け、会計実態についての調査を始めるとともに、幹部4人を停職処分にした。テスコ株は先週17%急落。過去1年の下落率は49%となっている。
バークシャーの最新の届け出によれば、同社は上位4位のテスコ株主。
Billionaire Buffett Says Tesco Investment Was ‘A Huge Mistake’ - Bloomberg