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香港政府と学生側の溝埋まらず NHKニュース

香港では民主的な選挙を求める学生などが中心部の3か所で幹線道路を占拠する抗議活動を続けています。
こうしたなか、地元テレビ局は12日朝、香港政府トップの梁振英行政長官のインタビューを放送しました。
この中で梁行政長官は、先月28日の大規模な抗議活動で警察が催涙弾を使って学生たちを排除しようとして強い批判を受けたことについて、「現場の警察の判断で行ったものだ」と釈明しました。
また、抗議活動の参加者の一部が梁行政長官の辞任を求めていることについて、「私が辞任しても、問題は解決できない。学生たちが要求する全人代全国人民代表大会の決定を撤回することは不可能だ」と述べ、中国の体制に批判的な民主派が、行政長官選挙に事実上、立候補できなくなった決定が撤回される可能性はないという考えを強調しました。
これに対し、学生団体の幹部は12日午後記者会見し、目標がすぐに達成できるものではないことは理解しているとしたうえで、「香港政府は困難な局面を作り出した責任を負って、真の選挙を行うための対話をしてほしい」と述べ、あくまで民主的な選挙の実現を求めていく姿勢を示しました。
政府と学生団体の間では10日に予定されていた対話が政府によって見送られたままで、双方の溝は依然として埋まっていません。

香港で民主的な選挙を求めて幹線道路を占拠する抗議活動を行っている大学生や高校生などの2つの学生団体は、中国の習近平国家主席宛ての公開書簡を発表しました。
このなかで学生団体は行政長官選挙への民主派の立候補を事実上、不可能にした中国の全人代全国人民代表大会の決定を撤回するべきだと主張しています。
その理由について、書簡では香港政府が民主的な選挙を求める市民の意見を全人代に伝えなかったとしていて関係者の責任を問うよう求めています。
また、今回の抗議活動については「平和的なもので、中国政府に自信があるなら香港市民が自分たちで行政長官を選出するのを恐れる必要はない」として民主的な選挙の実現や香港に高度な自治を認めた1国2制度を守るよう求めています。