北朝鮮、ミサイル搭載可能な核弾頭製造能力ある=在韓米軍司令官 | Reuters
スカパロッティ在韓米軍司令官は24日、北朝鮮は弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭を製造できる能力を有しているとの見方を示した。国防総省での会見で述べた。ただ、こうした見方を裏付ける証拠があるわけではないとした。
イランやパキスタンと関係が近いことを踏まえると、北朝鮮にはおそらく、核弾頭を小型化しミサイルに搭載するのに必要な技術を知る機会があると考えられるとした。
その上で「実験したのを見たわけではないが、だが司令官として、北朝鮮がそこまで達していないと考える余裕はない」と述べた。
国防総省のカービー報道官はその後、ヘーゲル長官は北朝鮮の核開発能力に関するスカパロッティ司令官の懸念を共有しているとしたが、司令官は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルに核弾頭を搭載できると言ったわけではないと述べた。
韓国に駐留するアメリカ軍のスカパロッティ司令官は、24日、ワシントン郊外の国防総省で記者会見を開き、北朝鮮について「核兵器を小型化する能力を持っていると信じている」と述べました。
そのうえで、「実際に核兵器を運搬することができる技術がある」として、核兵器を弾道ミサイルに搭載するための小型化の技術が進み、脅威が強まっているとの警戒感を示しました。
ただ、司令官は、現時点では小型化した核兵器を実際に大陸間弾道ミサイルに搭載して使用できる段階に達している可能性は非常に低いという認識を示しています。
これについて、国防総省のカービー報道官も会見で、「司令官の発言は、大陸間弾道ミサイルに核兵器を搭載できる能力があるとは言っていない」と説明したうえで、国防総省としても懸念を共有しているとしています。
一方、ワシントンでは24日、アメリカと韓国の外務・防衛担当の閣僚級会合が開かれ、北朝鮮の脅威に対して、日本も含めた3か国の連携を強化していくことを確認しました。