2014-12-07 ■ 人 哲学 科学 人 哲学 科学 しんじけ 田辺元「・・・数学基礎論、特にその中心をなす証明論は、初め数学を志して、しかもそれに対する天分の欠如を自覚した結果、哲学に転じた私には、とうてい容易に歯が立つものではなかった。・・・私は自己の無力を歎じてその勉強に望みを断ち、ただそれに対する関心だけを持ち続けて居た次第である。」 しんじけ 田辺元「数学と哲学との間を行くという、あまり多くの人の歩まない道を歩ように私を運命附けたものは、もとより私の測り知るを得ずただ信ずる外なき何ものかの力であったのである」