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エトムント・フッサール - Wikipedia

初めは数学基礎論の研究者であったが、ブレンターノの影響を受け、哲学の側からの諸学問の基礎付けへと関心を移し、全く新しい対象へのアプローチの方法として「現象学」を提唱するに至る。


現象学は20世紀哲学の新たな流れとなり、マルティン・ハイデッガージャン=ポール・サルトル、モーリス・メルロー=ポンティらの後継者を生み出して現象学運動となり、学問のみならず政治や芸術にまで影響を与えた。

前期を代表する著書は『論理学研究』であるが、フッサールが著作活動を始めた19世紀のヨーロッパは後に「科学の世紀」、「歴史の世紀」と呼ばれる時代であった。ガリレオ・ガリレイによって物理学の基礎付けに数学が導入されて以降、自然科学は飛躍的に発展する一方で、哲学は「大哲学」の地位を追われて、新○○派といった様々な哲学的立場が乱立してそれぞれの世界像が対立していたため、諸学の学問的基礎付けを求めて様々な研究が進められていた。
そのような時代背景の下で、特に数学・論理学の領域で、心理学主義・生物学主義的な、心理的現象から諸学を基礎付けようとする「発達心理学」が席巻していた。心理学主義とは、あらゆる対象の基礎を心理的な過程に基づけようとする試みである。
数学の研究者から出発したフッサールの関心も当初は心理学から数学を基礎付けようとするものであり、『算術の哲学―論理学的かつ心理学的研究―』はそのような立場から書かれた著書である。そこでは心理学という「一つの理論」が前提とされており、そのような方法では現象そのものを直接把握することができないとフッサールは考えた。
フッサールは、フランツ・ブレンターノの「志向性」(de:Intentionalitat) の概念を継承し、現象によって与えられる心的体験を直感的明証的に把握し、あらゆる前提を取り払った諸学の学問的な基礎付けを求めた。

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