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山中俊治

「使いやすいデザインのためには人を観察することが欠かせない」と言われると私たちは、つい目の前の人ばかりをよく見ようとしてしまう。実際には、統計手法を使って多くの人を一度に見渡す事も、解剖学的に自分の指の構造をじっくり確かめる事も同様に重要である。

山中俊治

観察の時間についても、様々なスケールがある。短時間で集中的に観る、時間を置いて定点を観測する、あるいは記録媒体を使って時間軸上を自由に行き来しながら。いずれにしても重要なのは、観察が多様なスケールで行われ、かつ重層的であること。

山中俊治

ごくたまに発生する「些細だが重要なイベント」を見逃さないためには、はじめから重点ポイントを決めつけないこと。集中しつつも、目は全体を漠然と眺めていて、何かひっかかった瞬間にぐっとズーミングする。

山中俊治

検証のための観察には記録が欠かせないが、アイデアを得るための観察ではその場の体験の質が何より重要である。創造的な体験のチャンスを、記録のためにスポイルしてはならない。

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