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シリア外相 軍事作戦強化けん制 NHKニュース

ヨルダンは、パイロット殺害の報復として「イスラム国」に対する大規模な空爆に乗り出し、また、UAE=アラブ首長国連邦もヨルダンに戦闘機部隊を展開するなど、アメリカ主導の有志連合は「イスラム国」の壊滅を目指して軍事作戦を一層強化する動きをみせています。
こうしたなか、シリアのムアレム外相は9日、記者会見で「外国の地上部隊がシリア国内で『イスラム国』と戦うことは主権の侵害だ」と述べて、地上部隊の派遣は認めない姿勢を強調しました。
また、ムアレム外相は「イスラム国」によるヨルダン軍のパイロット殺害を非難したものの、大規模な空爆を始めたヨルダンには不快感を示しました。
シリアとしては、「イスラム国」を壊滅させるにはアメリカ主導の有志連合による軍事行動が必要であることは理解しているものの、「イスラム国」に続いてアサド政権に軍事行動の矛先が向けられることを強く警戒しているものとみられます。