https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ウクライナの戦闘、いよいよ「限界点」か 鉄道の要衝デバリツェボで、発電用の石炭供給をかけた攻防戦:JBpress(日本ビジネスプレス)

デバリツェボは、ロシアの支援を受けたウクライナ東部の分離主義勢力の支配領土という海に張り出す、キエフ支配下にある半島として存在する戦略的な鉄道の要衝だ。

 長期化した泥沼の膠着状態の末に先月末に親ロ派勢力がドネツク空港を掌握したことで、デバリツェボが最前線として浮上し、この戦いにおける大きな転換点になる可能性が出てきた。


 親ロ派がデバリツェボを包囲する日が近いという不安から、先週末にドイツのアンゲラ・メルケル首相とフランスのフランソワ・オランド大統領が停戦調停を試みるために飛行機に飛び乗り、モスクワに向かった。


 デバリツェボの攻防にかかっているのは、ウクライナ発電所と輸出志向の鉄鋼産業が依存している、親ロ派支配地域で採掘される石炭の地域鉄道輸送の支配権だ。


 デバリツェボを制圧すれば、ロシア側は、ウクライナの脆弱なエネルギー部門と不況で疲弊したウクライナ経済を一層麻痺させることができる。また、親ロ派兵士はこれで、デバリツェボから北へ50キロ行ったアルテーミウシクの大規模な武器庫のすぐそばに迫ることになる。

 ウクライナ外務省顧問のドミトロ・クレバ氏は 第2次世界大戦時のナチス・ドイツ軍に対するソ戦軍の反攻と比較することで、ウクライナの利害を要約してみせる。


 「スターリングラードがどちらかと言えば象徴的だったとすれば、本当の破壊点はクルスクの戦いだった」。両都市におけるソ連軍の勝利に言及して、クレバ氏はこうツイートした。「我々の状況も、これと同じだ。現時点では、空港は象徴的で、デバリツェボが破壊点だ」

スターリングラード攻防戦 - Wikipedia