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山本芳久

岩下壮一『信仰の遺産』(岩波文庫)は、トマス・アクィナスの研究書ではありませんが、トマスの精神を現代においてどう活かせるかという事を考察する際の様々な手がかりを与えてくれます。「存在の類比」や「恩寵と自由意志の協働」といった観点が、ルターやバルト神学との対話の中で展開されています

山本芳久

岩下壮一が『信仰の遺産』で展開してる「存在の類比」や「恩寵と自由意志の協働」といったトマス的な観点については、「注解」の中で詳細に説明しておきました。また各章で何が問題になってるかという点については、各章の注解の冒頭で解説しておきましたので、神学に慣れてない人でも読めると思います

山本芳久

岩下壮一は東大哲学科で、九鬼周造和辻哲郎天野貞祐といった錚々たるメンバーと同窓でしたが、彼がフランス語で書いて提出した「アウグスチヌス之歴史哲学」という卒論は、そのなかで最高の評価を受けました。岩下を読むことは、カトリシズムの枠を超えて、近代日本思想史を読み直すことになります

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150309#1425897564
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