慶応大学の合格者数上昇ランク1位は早稲田高校 「なぜ?」に識者が回答 - ライブドアニュース
難関私学の両雄、早大と慶大。
まず目につくのは、ほぼ首都圏の学校でランキングが占められていることだ。例外は慶大で30位に入った洛星(京都)だけ。
理由としては、昨今の受験生の“地元志向”と“安全志向”があるという。大学通信ゼネラルマネージャーの安田賢治さんは、
「わざわざ東京まで来ないのです。早大・慶大レベルの学力があったら受験生は地元の国立大を志望するし、浪人もしたくないというので滑り止めは地元の私大に流れる」
と分析する。
慶大の合格者数上昇ランキングのトップは、79人増の早稲田だった。
慶大ランキングで早稲田高校が首位とは、不思議に感じるかもしれない。早稲田は1979年に早大の系属校となり、現在は卒業生の約2分の1が早大へ進学する。その一方で、国公立大や医学部系など他大学に進学する生徒も多い。
大学通信の安田さんは、
「13年から翌年にかけて東大合格者も倍増させるなど実績を伸ばしている。併願が多い慶大でも大きく伸ばしたのでしょう」