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米国の欧州への重装備配備計画にロシアが猛反発 軍事的危機はどこまでエスカレートするか?|小泉悠

問題はその配備先であるが、6月14日付英『ガーディアン』紙は、こうした装備の一部をポーランドに配備する方向でカーダー米国防次官との交渉が5月から行われているとのポーランド防相の発言を報じている。


さらにロシアと直に国境を接するバルト三国への配備計画も伝えられている。

ウォレン報道部長の発言が報じられたのと同じ15日、ロシア外務省は、ロシアの軍事的脅威などは「神話」に過ぎず、重装備の展開は欧州における危機を高める結果となると非難した。


露外務省の声明でさらに注目されるのは、これがNATO=ロシア基本文書の規定に違反するとしている点だ。前述のように、西側は今回の動きをあくまで「備蓄」であって「常駐」ではないとしているが、ロシアはこの立場を認めていないことになる。