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ギリシャ首相演説「国民投票で反対票を」 NHKニュース

ギリシャ政府はEUからの金融支援が打ち切られたため、30日が期限だったIMF国際通貨基金に対するおよそ2000億円の債務を返済できず、先進国では初めてIMFの債務を延滞しました。
ギリシャのチプラス首相は1日午後、金融支援が終了してから初めてテレビ演説を行い「われわれは交渉の席に最後まで座りつづける」と述べ、財政緊縮策の一部修正を求めるギリシャ側の提案に対して、ユーロ圏側から前向きな答えがあれば、直ちに対応する考えを示しました。
その一方で財政緊縮策の賛否を問う国民投票についてチプラス首相は予定どおり今月5日に行うとしたうえで「反対の票を投じてもギリシャがヨーロッパから離れるわけではない。むしろ受け入れ可能な合意に向けてEU側への強い圧力になる」と述べ、国民に対して緊縮策の受け入れに反対票を投じるよう改めて呼びかけました。

ユーロ圏など ギリシャ国民投票の結果待つ姿勢 NHKニュース

ギリシャのチプラス首相は1日、EU=ヨーロッパ連合からの金融支援が終了し、IMF国際通貨基金への債務の返済が滞ってから初めてとなるテレビ演説を行い、財政緊縮策の賛否を問う国民投票を予定どおり、今月5日に実施するとしたうえで、国民に対し緊縮策受け入れに反対票を投じるよう改めて呼びかけました。
これに対し、ユーロ圏の18か国の財務相は、1日、電話会議を行い対応を話し合いました。会議のあと、ユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長は、ギリシャの姿勢には変化がみられないと批判し、今月5日の国民投票の結果が出るまでは、新たな金融支援の枠組みなどについて検討する考えがないことを強調しました。
また、ヨーロッパ中央銀行も、1日、理事会を開き、ギリシャ中央銀行を通じて行っている銀行への資金繰りの支援について現状維持を決め、国民投票の結果を見極める必要があると判断したものとみられます。ギリシャの債務問題の焦点は、ギリシャ国民が今月5日に、どのような判断を示すかに移ってきています。

アメリカのオバマ大統領は1日、イタリアのレンツィ首相と電話で会談し、ギリシャの債務問題を巡って協議しました。ホワイトハウスによりますと、この中で、両首脳はギリシャがユーロ圏にとどまって経済成長を取り戻すよう、すべての関係者が取り組むことが重要だという認識で一致しました。
そのうえで、両政府の間で緊密に連絡を取り合って、金融市場の動向などを注視していく方針を確認したということです。オバマ大統領はドイツやフランスの首脳とも電話で協議を重ねていて、各国に交渉を続け、解決策を見いだすよう促したい考えです。