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» ウィキリークス、宋慶齢、そしてB20 (連載「パックス・ジャポニカへの道」) | IISIA 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所

第2次安倍晋三政権になってから「国家安全保障局NSC)」などというものが立ち上げられ、例によって外務省の一部人士が前面に出されつつ、他方で防衛省警察庁などのインテリジェンス部隊がそこに配されることになった。霞が関近辺のみならず、丸の内・大手町近辺でその“活躍ぶり”が最近、大変耳に入るようになっている。何でも「金融インテリジェンス」に手を出そうとしているのだという。この数年、財政危機に陥り、救済が焦眉の課題になってきた外務省の某外郭団体に事務局を務めさせる中、財界・産業界のトップたちを呼んでミーティングを行っていると聞く。その”志“は良いのだが、インテリジェンス、とりわけ「金融インテリジェンス」の世界は率直にいって”レヴェル“が違うので「お止めなさい」とかつての同僚たちにはこの場を借りてお伝えしておきたい。金融インテリジェンスは”レヴェル“の高い人士が、究極においてはその「霊格」によって国境を越えてつながり、だからこそ物事が起きる遥か前より、何が起きるのかが伝わり合う世界だからだ。やれSIGINTだ、HUMINTだなどとインテリジェンスごっこを「何かが起きてから始める」のとは訳が違うからである。サラリーマン官僚やサラリーマン「財界トップ」たちが手を出しては、ひどい火傷をするのは目に見えている。なぜなら彼らはそのようなもの、として「霊格」を高める訓練を一切受けて来てはいないからだ。