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エバーノート会長が語る、生産性向上ツールの未来 フィル・リービン インタビュー【前編】 | HBR.ORG翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

エバーノートはワークスペース(作業空間)です。簡単に言えば、作業におけるすべての文書やコミュニケーションを一元管理できるものです。

 ドロップボックスやスラック(チーム内コミュニケーション支援ツール)は、古いイメージに基づく革新的なアイデアの最後のものでしょうね。今日多くの人は、仕事でこんなふうに考えます。マイクロソフトOfficeで文章を書いて、それをドロップボックスに保存して、それについてスラックで話し合おうと。スラックは多少先進的な人が使うでしょうが、そうでなければメールですよね。こうしたやり方はデスクトップであれば問題ありません。1つの画面で異なるプログラムのウィンドウを切り替えたり、カットアンドペーストなどができればね。


 でもこのやり方から先に進むには、統合された体験が必要だというのが我々の大前提です。書くこと、コミュニケーション、コラボレーションが同じ1つのオペレーションの中でなされる必要があるのです。目標を共有する1つのチームによってその一元化が行われれば、より素晴らしい体験になります。特にモバイル、そしてウェアラブルにうまく連携させることが、生産性を上げるためにますます重要になっていると思います。

 我々はメインストリームのユーザーが望むこと、つまり品質と、体験の継続性を重視しています。これは簡単ではありません。1つわかったことは、まったく新しくて、一時だけ目を引く派手な何かをつくるよりも、既存の製品を磨き込んで少しずつ改善していくほうが、多くの労力を要するということです。その意味で当社は成長しているのだと思います。例えるなら「発育の早い幼児」の段階を過ぎて、「不器用な思春期」に入ったような感じです。我々は外部との接し方について考えるようになり、ユーザー、パートナー、投資家など、自社以外の人々のニーズに配慮するようになりました。これは大きな思考の変化です。

 今後本当に重要となるのは、個々のエンドユーザーの製品体験です。機器中心ではなく人間中心のアプローチということです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150930#1443609952
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150322#1427020671


#一元化