エルサレムの旧市街では3日、パレスチナ人の男が路地を歩いていたイスラエル人の家族ら4人をナイフで襲い、このうち父親ら2人が死亡したほか母親と2歳の子どもがけがをしました。
イスラエルの警察によりますと、男はその場でイスラエルの治安部隊に射殺されたと言うことです。
今月1日にも、イスラエルが占領するヨルダン川西岸でイスラエル人の夫婦2人が銃撃され死亡し、事件に関与したとしてイスラエル軍が複数のパレスチナ人を拘束していて、これに対するイスラエル人による報復とみられる襲撃事件も相次いでいます。
エルサレムでは先月、ユダヤ暦の新年が始まったのと前後して旧市街にあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地でイスラエル人とパレスチナ人との間で衝突が頻発していて緊張が高まっています。