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米財政赤字、15年度は額・ＧＤＰ比とも07年以来の低水準 | Reuters
米の財政赤字縮小 ８年ぶりの低水準に　NHKニュース

アメリカ財務省は１５日、去年１０月から先月末までの２０１５年度の財政収支を発表しました。それによりますと、歳入は、景気の改善で個人の所得税などの税収が伸び、前の年度より７．６％増えておよそ３兆２４８７億ドル、歳出は、高齢化で医療など社会保障の支出が増え、前の年度より５．２％増えておよそ３兆６８７６億ドルでした。
これにより、財政赤字は４３８８億９９００万ドルとなり、前の年度より９．２％縮小しました。アメリカの財政赤字は、リーマンショック直後の２００９年度に１兆４０００億ドルを超えるまで悪化しましたが、今回、２００７年度以来８年ぶりの低い水準になりました。
このように、アメリカの財政状況は赤字の縮小が続いていますが、議会の与野党の財政運営を巡る対立が解消せず、今月から始まった２０１６年度は予算が決まらずに暫定予算でしのいでいます。また議会が、アメリカ政府に追加の借金を認める措置を講じなければ、政府が債務不履行に陥りかねない事態が迫っています。
ルー財務長官は１５日、議会に書簡を送り、議会が対応しなければ、来月３日ごろまでには政府の資金は底をつくおそれがあると警告し、速やかな対応を要請しています。

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