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「正しい判断基準」を持つためにリーダーは何を学ぶべきか?|小宮一慶の週末経営塾|ダイヤモンド・オンライン

「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さんは、ビジネスは平坦な一本道ばかりではない、右の道と左の道、どちらへ進むべきか本当に迷う分岐点が必ず現れると言っています。優柔不断なリーダーは分岐点の前で逡巡し、決断が下せません。リーダーが行くべき道を示してくれなければ従っている部下は混乱し不安が広がります。それでは力も十分に出ません。


 なぜ決断できないのでしょうか。失敗を恐れているのか、保身を図ろうとしているのか、自信がないのか、理由はいろいろ浮かびますが、真の理由はリーダー自身が「判断基準」を持っていないことです。

 繰り返しになりますが、事業やお客さまを正確に見る目とともに、正しい価値観を養い判断基準を持つための勉強が必要です。それには経営手法の勉強だけではなく、人間の生き方の勉強も必要です。昔から普遍的に存在する価値観を学ぶためには『論語』や『老子』などの中国の古典をおすすめします。


 あるいは、評価の定まっている名経営者の本もおすすめです。松下幸之助さんの『道をひらく』は、この欄でも紹介しましたが、松下さんの他の著作や稲盛和夫さんの著作も参考になります。名著を何冊も読むことで自分の中に正しい判断基準が生まれ、その本を何度も読み返すことで判断基準のブレを修正することができます。


 このように正しい価値観を養うこととともに、普段から小さくても正しい判断を積み重ねて、判断の確率を高めていくことです。例えば電車に乗る時に、乗り換えに便利な降車位置はどこなのかを判断する。そして降りる際にそこがベストな降車位置でなかったら、判断を誤った原因を考え反省する。


 小さなことですが、普段から正しい判断と反省の繰り返しをしておくのです。そのことが、大きな問題に対して決断をする際に役立つこととなります。普段からの勉強や訓練が大切です。

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