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米国務長官 プーチン大統領とシリア情勢巡り協議 NHKニュース

アメリカのケリー国務長官は15日、モスクワでラブロフ外相、プーチン大統領と相次いで会談し、内戦が続くシリア情勢について協議しました。
シリアの内戦を巡ってはアメリカとロシアを含む関係国が先月、年明けの来月1日をめどにアサド政権と反政府勢力の対話を実現し、1年半以内に国連の監視の下で選挙を実施することを目指すなどとした和平案に合意しています。
ただ、アメリカとロシアはアサド大統領の処遇や、和平交渉に参加する反政府勢力の選定を巡って意見が対立しています。
これについて、ケリー長官は会談後の記者会見で「反政府勢力の選定については、一定の共通認識が得られた」と述べ、ラブロフ外相も「反政府勢力とテロリストのリストを作る作業を続けることで合意した」と述べ、アメリカとロシアの間である程度、意見のすり合わせが進んだことを示唆しました。
今回の会談で、双方は今週18日にニューヨークで開かれる会合で協議を続ける方針で一致し、和平交渉に参加する反政府勢力の選定で関係国が合意できるかが次の焦点となります。