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ロシア 爆撃機撃墜問題でトルコに経済制裁 NHKニュース

シリアとトルコの国境付近で去年11月、ロシア軍の爆撃機がトルコ軍に撃墜されたことを受けて、ロシアとトルコの対立が深まり、ロシア政府は今月1日、トルコへの経済制裁を発動しました。
制裁はトルコ産のトマトやオレンジなど野菜や果物を中心に17品目の輸入が禁止となり、トルコにとっては農産物の輸出総額が年間1000億円を超えるロシアに代わる輸出先が見つかっていないため、大きな打撃となる見通しです。
また、ロシアからのチャーター便の運航はすでに停止されていて、外国人観光客としては最も多い年間400万人が訪れるロシア人観光客の減少で、トルコの観光業界への影響も広がっています。
一方、今回の制裁はロシア国内でも旅行業界がすでに大きな打撃を受けているほか、トルコ産の野菜や果物が輸入できなくなったことで品薄となり、物価のさらなる上昇につながるのではないかという見方も出ています。
この問題を巡って、ロシアのプーチン大統領は制裁を拡大するなど、さらなる対抗措置に出る可能性も示していて、対立が解消する見通しは全く立っておらず、両国の経済に影響が広がる懸念が出ています。

ロシアとトルコの緊張が続くなか、ロシアのニキフォロフ通信相は3日、インターネットの画像共有サービス「インスタグラム」の自身のページが改ざんされたことを明らかにし、トルコのハッカーから攻撃を受けたと主張しています。
これは、ニキフォロフ通信相が自身のインスタグラムの中で明らかにしたもので、トルコの国旗や歴史的な政治指導者、さらに撃墜されたとみられるロシア軍の軍用機などの画像が表示されるように改ざんされたということです。
ロシア軍機の撃墜を受けて、ロシア政府は、今月からトルコ産の野菜や果物などの輸入を禁止する経済制裁を発動したことから、ロシアでは、これに対する反発ではないかと受け止められています。