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日本は低学歴社会?? : 山口真由オフィシャルブログ

この間、日本に帰国した時に佐藤優さんと対談させていただいきました。それは非常に貴重ない経験になり、その内容については、来週月曜日発売のアエラに載る予定です!

たとえば、かつてのエリート中のエリートといえば「大学中退者」だった。大学三年生の時に外交官試験に合格して、そこで中退して外交官になるというのが、最もよいとされていたのだ。


かつ、学者の卵ならば「院生」よりも「助手」である。本当に優秀な学生は、教授に「助手」として採用される。「院生」となるのはいわば「二番手クラス」、そういう意味では「大学院卒」の称号は、ときとしてネガティブにすらなるのである。


ところが、である。他の国から来たハーバードの同級生たちは、「大学院卒」=PHDを、本当に「cool!」だと思っているらしい。

実際に、大学時代に何をしているのかは問われず、むしろ、大学の成績が良い学生を「勉強ばかりしていた」と敬遠する企業すらあると聞いたことがある。

しかし、それだけなのだろうかと、あの後、私は考えているのである。もしかしたら、ただ入学試験が難しいというだけの問題ではなく、日本に現在でも根強く残る、「職人文化」が影響しているのではないかと思うのである。職人の教育というのは、決して学校だけで学べるものではない。むしろ、実社会に出てからこそ、学ぶべきものだったのである。

そして、それが「日本型エリート教育」の根底にある考え方ではないかと思うのである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160114#1452767848
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160110#1452422191(テレビという仮想の戦場の上で深夜に口角泡を飛ばすなどという、我が国古来の「言挙げせぬ」伝統(「秋津島 大和の国は 神からと 言挙げせぬ国」)に真っ向から反する態度ともそれは全く異なるのだ。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160109#1452335868(早稲田大の没落、慶應「優位」鮮明に)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160104#1451904351(哲学と文献学)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151111#1447238065
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150915#1442313198
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150830#1440931176
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150731#1438339268(毒にも薬にもならない「東大大学院博士」が氾濫する時代)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150328#1427538857(世の中全体にアホな院生みたいな感じの人が増えている)

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