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「今年に入ってから、まことしやかに囁かれ始めました。19日に米ドルが完全崩壊するというのです。米国の元下院議員、ロン・ポール氏の警告です」(株式アナリストの櫻井英明氏)

「ドル崩壊とは穏やかではありません。突き詰めれば、現行のドルを廃止し、新たな通貨に切り替えるということです。現状ではバカげた話でしょうが、世界の金融マフィアは2.19を意識して動いています。実際、ここへきてドル安・円高が顕著になった。嫌な感じです」(FX関係者)

「19日は米CPI(消費者物価指数)の発表があるぐらいで、ことさら注目すべきイベントはありません。なぜ19日なのかという疑問は残りますが、本当にドル崩壊が起きたら大変です。仮に、現行の米ドルと、新通貨の交換比率が10対1になったら、ドルの価値は10分の1になる。日本が保有する米国債の価値も10分の1です」(株式アナリストの黒岩泰氏)

「実は、ロン・ポール氏は突拍子もない主張をする人物として知られます。連邦準備制度の廃止を訴えたり、日本や韓国から米軍を撤退させるべきとの立場です。とはいえ、ロン・ポール氏の主張通り、いずれ米ドルの覇権は終わります。19日を無事通過しても、ホラ話だったと一笑に付すのは危険です」(黒岩泰氏)

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