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シリアではアサド政権と反政府勢力の双方が、アメリカとロシアの呼びかけに応じて先月から停戦に入り、国連は今月中旬にもスイスのジュネーブで和平協議を再開する方針です。
これについて、来日中のサウジアラビアの議会に当たる諮問評議会のアブドラ・シェイク議長はNHKとのインタビューで、「アサド政権は何万人もの市民を殺害し、何百万人もの人たちを難民にしてしまった。アサド政権が存続するかぎりはシリアの安定はない」と述べ、反政府勢力を支援するサウジアラビアとしては、アサド大統領の退陣を条件に交渉を進めるべきだという立場を強調しました。
また、アサド政権を支援するイランについて、「中東地域を支配したいだけで、混乱を招いている」と述べ、厳しく非難しました。そして、停戦の対象に含まれていない過激派組織IS=イスラミックステートについては、「有志連合による空爆だけでは壊滅できない。新たな軍事作戦や若者が過激な思想に染まらないようにするなど幅広い対策が必要だ」と訴えました。