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シリアを巡る和平協議は、スイスのジュネーブで14日から再開され、仲介役を務める国連のデミストラ特使が、アサド政権側の代表のジャファリ国連大使に続いて、15日には反政府勢力側と会談する予定です。
こうしたなか、アサド政権を支援して去年9月から空爆を続けてきたロシア軍の主要な航空部隊が、プーチン大統領の命令を受けて撤退を開始したことについて、和平協議に参加している反政府勢力の主要なグループのメンバーは、NHKの取材に対し、「撤退は和平協議に前向きな影響を与えるだろう」と述べ、歓迎する姿勢を示しました。その一方で、「アサド政権が続くかぎり、ロシアはシリアへの介入をやめないだろう」とも述べて、慎重な見方を崩していません。
アサド大統領の処遇を巡っては、政権側と反政府勢力側で主張の隔たりが大きく、話し合いは難航することが予想されていて、ロシアの今回の動きが和平協議の進展につながるのかどうかは予断を許しません。

シリア情勢を巡っては、今週、アサド政権と反政府勢力による和平協議がおよそ1か月ぶりに再開される一方、アサド政権を支援するロシア軍の主要な部隊の撤退が始まっています。
これを受けて、アメリカのケリー国務長官は15日、記者団に対し、「恐ろしい戦争が始まって5年がたつなか、この戦争を終わらせる最大の機会が訪れているかもしれない。非常に重要な局面を迎えている」と述べました。
そのうえでケリー長官は、来週ロシアを訪問して、プーチン大統領やラブロフ外相とシリア情勢を協議することを明らかにしました。
シリアの和平協議は、アサド大統領の退陣を求める反政府勢力側と、退陣は受け入れないとする政権側の主張の隔たりが大きく、難航が予想されています。
これに関して、アメリカ政府はアサド大統領の退陣が必要との立場であるのに対し、ロシア政府は依然アサド政権への支援を続けており、ケリー長官は「この機会を活用し、どのようにして政治的なプロセスを効果的に前進させていけるか話し合う」として、プーチン大統領との直接協議で打開策を見いだしたいという考えを示しました。

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