https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

中国の李克強首相は21日、北京でIMF国際通貨基金のラガルド専務理事と会談しました。
中国の国営メディアによりますと、この中で李首相は「いわゆる『通貨安競争』は世界経済の回復にとって弊害こそあれ、利益はなく、中国は賛成しない」と述べました。そのうえで、「中国が元安を使って輸出を刺激することはありえない。このようなやり方は中国経済の構造転換とレベルアップにとってマイナスだ」と述べました。
人民元の為替レートは中国経済の先行き懸念などから、去年後半以降、ドルに対して値下がりの傾向で資金の海外流出も続いていますが、貿易面では元安になるほど輸出競争力が高まるため、中国国内には政府が通貨を安く誘導することに期待する声もあります。
今回の李首相の発言は市場にくすぶる元の切り下げに対する見方や思惑を否定して為替レートの安定を図るとともに、輸出への依存から個人消費が主導する経済の実現に向けて、構造改革を進める姿勢を強調するねらいがあるとみられます。

#通貨戦争