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ブリュッセルの空港と地下鉄の駅で２２日に起きた連続テロ事件では、３５人が死亡、３４０人がけがをし、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートが犯行を認める声明を出しています。
事件発生から、２９日で１週間となりますが、捜査当局は、これまでに空港と地下鉄で自爆した合わせて３人の容疑者を特定したほか、空港から逃げた男の写真を公開して行方を追ってきました。
捜査当局は、事件の２日後にテロに関わった疑いで逮捕した容疑者が、逃走した男の可能性があるとして調べていましたが、２８日、証拠不十分で釈放したことを明らかにしました。
そして、これまでの写真以外に、空港の監視カメラに映った男の動画も公開して、改めて情報提供を呼びかけました。
一方、市民生活への影響は長引き、爆発が起きた国際空港は再開のめどが立っていないほか、ブリュッセル市内の地下鉄や鉄道も一部の駅は閉鎖したままです。
新たなテロへの警戒が続くなか、外出を控える市民も多く、街が活気を取り戻すには、なお時間がかかる見通しです。