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ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は16日、ヨーロッパを目指す難民や移民にとって、いわば玄関口になっているギリシャ東部のレスボス島を訪れました。
この島には4000人余りの難民や移民が施設などに足止めされていて、フランシスコ法王は難民たちと面会し、1人1人の声に耳を傾けていました。難民たちは「われわれに自由を」などと訴え、なかにはフランシスコ法王の足もとにひざまずいて泣きだす少女もいました。
このあと、フランシスコ法王は演説し、「世界がこの深刻な人道危機に目を向け、解決するよう願うために、ここへ来た。あなたたちは独りではない」などと述べ、ヨーロッパ各国や国際社会に難民たちへの支援を訴えました。
ヨーロッパに流入する難民や移民を巡っては、EU=ヨーロッパ連合が、これ以上の流入を抑えるためとして、今月4日から、レスボス島などに足止めされた人たちを経由地のトルコに送り返す措置を進めていて、人道面で懸念の声も出ています。
今回の訪問でフランシスコ法王は、内戦が続くシリアを逃れてきた3家族合わせて12人をバチカンへ連れ帰り、みずから救済に手を差し伸べる姿勢をアピールしました。