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中国の王毅外相は今月20日から24日までの日程で、ブルネイカンボジアラオスの東南アジア3か国を歴訪しました。
中国外務省によりますと、23日、ラオスで記者会見した王外相は、「いずれの訪問先でも南シナ海情勢について突っ込んだ意見交換を行った。争いは直接の当事国の対話で解決すべきだという点で各国と意見の一致をみた」と強調しました。
王外相は今月18日にロシアで開かれた、中国、ロシア、インドの3か国の外相会談に出席し、その内容をまとめた共同文書にも「海洋に関する争いは当事国の交渉で解決すべきだ」という文言が盛り込まれました。
南シナ海では、ほぼ全域に自国の管轄権が及ぶと中国が主張しているのに対し、「国際法上、認められない」とするフィリピンが国際的な仲裁裁判を申し立て、その判断が近く出る見通しです。
中国に不利な判断が出れば、アメリカなどからの風当たりが強まることも予想され、これを前に中国が裁判を受け入れない自国の立場への支持を広げようという動きを進めています。