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— CSPAN (@cspan) 2016年5月27日
アメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党の指名獲得を確実にしたトランプ氏は27日、西部カリフォルニア州のサンディエゴで演説しました。
この中で、トランプ氏はオバマ大統領が被爆地・広島を訪問したことに初めて短く言及し、「オバマ大統領が広島にいるがそれは構わない。謝罪しないかぎり、全く構わない。誰が気にするものか」と述べ、訪問そのものは問題視しない考えを示しました。
一方、トランプ氏はこれまで、北朝鮮の核に対抗するために日本や韓国が核兵器を保有することを容認する発言もしていました。
トランプ氏は演説でこの件に触れ、「民主党のクリントン前国務長官は、私が日本の核武装を望んでいるなどというが、私はそのようなことは言ったことがない。彼女はうそつきだ」と述べました。
核兵器の保有を巡る発言については、オバマ大統領も「トランプ氏は外交政策や世界情勢がよく分かっていない」として、大統領にふさわしくないと強く非難するなど国内外で批判が上がっていました。
トランプ氏の今回の発言は、民主党の指名獲得に大きく近づいているクリントン氏との対決を念頭に、軌道修正を図る思惑もあるとみられます。
一方、民主党のクリントン氏はオバマ大統領が広島を訪問したことについては、これまでのところコメントしておらず、アメリカ国内の世論を慎重に見極めている可能性もあります。
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