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アメリカのオバマ政権は、2009年の政権発足以降、パキスタンやイエメンなどで無人機による攻撃を増やす一方で、極秘の作戦だとして攻撃の有無や犠牲者数などの公表を拒み、国際的な批判を招いてきました。
これについて、ホワイトハウスは、これまでの方針を転換し、政権が発足してから去年末までの7年間で、無人機による攻撃を473回行った結果、巻き添えになって死亡した市民が64人から116人いたと初めて明らかにしました。
アーネスト報道官は1日の記者会見で、「大統領は、できるかぎり透明性を高めることがアメリカの対テロ戦略の信用性と効果の向上につながると考えている」と述べ、公表に踏み切った理由を説明しました。
ホワイトハウスによりますと、今回の犠牲者数にはアメリカ軍が戦闘を続けているイラクとシリア、それにアフガニスタンは含まれていないということです。
市民の犠牲については、国連が、パキスタンだけで少なくとも400人以上が死亡したという報告書をまとめていることから、パキスタンなどからは、市民の犠牲はホワイトハウスの発表よりもはるかに多いと批判する声が高まりそうです。