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3分でわかる仮説思考!結論から考えて、問題の全体像を一気につかむ|ビジネススキル大全|ダイヤモンド・オンライン

 仕事のできる人とは、問題の本質を素早く発見できる人、そして、その解決策に素早くたどり着ける人のことです。そのために必要なのは、問題のありかを素早く見極め、問題解決の全体像を素早くイメージするスキルです。


 多くの人は結論を出す前に情報を集めようとします。情報が多ければ多いほど、いい答えが出せると信じているのです。ですから、できるだけ多くの情報を徹底的に集めてそれらを分析し、課題の本質を見極めてから解決策を見つけようとします。


 しかし、それでは時間切れです。スピードの時代にそのようなことをやっていたのでは間に合いません。


 情報収集や情報分析より前に、仮説を立てることです。情報の少ない段階から問題の全体像や結論を考える思考スタイル、思考習慣を「仮説思考」といいます。この仮説思考のスキルが身についていると、仕事はスムーズに進み、正確性も増します。ビジネスパーソンなら、必ず身につけておきたい思考法です。

『仮説思考』の著者でもある元ボストン コンサルティング グループ日本代表の内田和成さんは、「仮説は検証することでよりよい仮説に進化していく。仮説→実験→検証を繰り返すことによって、個人や組織の能力は向上する」と言っています。


 仮説思考のスキルを身につけるには、「(1)問題発見の仮説を立てる。(2)問題を検証する。(3)問題解決の仮説を立てる」のプロセスを繰り返し行うことです。

 仮説思考のスキルは人を動かすときにも効果的です。他人に仕事を頼むときや、上司に自分がやろうとしていることを説明するときにも役立ちます。仮説思考のスキルが身につくと、大きなストーリーが書けるようになりますし、どんな情報が足りないのかといったことが明確になるからです。まず鳥の目で見て、ポイントを見極めて地上に降りていくという思考ができるようになります。


 私たちは、日常生活でも仮説思考をしていることがあります。たとえば、ドライブをする際に「週末は道路が混雑するだろう」と予想するのも仮説です。それで過去のデータを調べてみたり、メディアの発表している渋滞予想を調べたり、過去にその道路を使った知人に尋ねてみたりします。これが検証です。それで、やはり混んでいそうなら「朝、早く家を出る」かもしれません。そして実際に走ってみて、それでも混んでいることがわかったら、次回はもっと早く家を出ようとか、他のルートを走ってみようとか思うはずです。