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出光興産は、来年4月に昭和シェル石油経営統合することで基本合意していますが、出光の創業家が「社風が違いすぎる」などと統合に反対しています。
これについて3日、創業家側の代理人を務める弁護士が会見し、3日までに経営統合の阻止を目指す措置をとったことを明らかにしました。それによりますと、創業家の出光昭介氏は昭和シェル石油の株式40万株をすでに取得したということです。
両社の今の計画では、出光が昭和シェル石油の株式の33.2%を市場を通さず直接取得することになっていますが、創業家昭和シェル石油の株式を40万株、率にして0.1%を取得したことで、法律に従いこの分が出光の取得分に合算されることになります。
3分の1、33.3%を超える株式を取得する場合は、法律によってTOB=株式公開買い付けを行うことが義務付けられており、創業家は時間と費用がかさむ状況に追い込み、当初計画していた統合をできないようにするねらいだとしています。
出光の経営陣は統合の実現に向けて創業家と話し合いを続ける方針でしたが、これで双方の対立は一段と鮮明になりました。