民主党のクリントン候補は9日、ニューヨークで開かれた会合で共和党のトランプ候補の支持者について、「半分が嘆かわしい人たちの集まりだ。人種差別主義者やイスラム教徒嫌いなどだ」と非難しました。
これについて、アメリカメディアは失言として取り上げ、トランプ氏がツイッターで「何百万人もの勤勉な人々を侮辱した」と反発するとともに、トランプ氏の陣営も謝罪を求めました。これを受けて、クリントン氏は10日、声明を発表し、「『半分』と言ったことを後悔している。間違いだった。トランプ氏の支持者の多くは勤勉なアメリカ国民だ」と発言を修正しました。
一方で、クリントン氏は謝罪せず、「本当に嘆かわしいのは、トランプ氏が偏見などに基づいて選挙戦を展開していることだ。私は偏見との闘いをやめない」と主張しました。このため、トランプ氏は批判を強めていて、11月の大統領選挙に向けてリードするクリントン氏の支持率に影響を与えるのか注目されます。
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