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台湾で中国との実質的な窓口になっている「海峡交流基金会」のトップにあたる理事長のポストは、ことし5月に国民党から民進党に政権が交代したのに合わせて、前の理事長が辞任したあと、3か月余りにわたって空席になっていました。
民進党政権の下で中国との関係が冷え込み、当局どうしの公的な対話が途絶えている中、新たな理事長の人事が注目されていましたが、蔡英文総統は田弘茂元外交部長の起用を決め、12日、基金会の臨時の会議で、田氏が正式に選ばれました。
田氏は民進党陳水扁政権時代に2000年からおよそ2年間、外交部長を務めていて、今回の就任後、記者団を前に「自信と辛抱強さがあれば、異なる意見もなくすことができると信じている」と述べ、中国との対話に意欲を示しました。
田氏について総統府は「アメリカの大学で研究するなど、中国の問題に精通している」としていますが、中国との交渉力などは未知数だという見方もあり、関係改善に向けた田氏の手腕が注目されています。