「北方領土」で共産 二島返還で平和条約締結しないよう申し入れ | NHKニュース
共産党の志位委員長は、国会内で菅官房長官と会談し、北方領土問題を含む平和条約交渉で、ロシア側と歯舞・色丹の二島返還で合意したとしても、領土問題が最終的に解決したことにならないとして、平和条約を締結しないよう申し入れました。
この中で、共産党の志位委員長は、北方領土問題を含む平和条約交渉について「歯舞・色丹の先行返還はあり得るが、二島返還で平和条約を締結することは、その後の領土交渉の道を閉ざすことになり、決してやってはならない」と述べました。
これに対し、菅官房長官は「共産党の主張は受け止めた。四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するのが政府の基本方針であり、その方針は全く変わらない」と述べました。
共産党は、北方領土問題について、党の綱領に「日本の歴史的領土である千島列島と歯舞諸島・色丹島の返還を目指す」と明記しています。
提言「日露領土交渉の行き詰まりをどう打開するか――『日ソ共同宣言』60周年にあたって」を発表。菅官房長官と会談、政府に提起しました。
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2016年10月18日
菅長官は「共産党の提案はしっかりと受け止めさせていただく」と応じました。
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