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シリアのアレッポ東部では28日、アサド政権側が包囲する地域への攻勢を強め、反政府勢力がこれまで支配してきた地域の3分の1を制圧しました。


アレッポ東部にとどまっている住民の男性は、NHKの電話取材に対して、「ここ2日間で政権側は驚くほど攻勢を強めている」と述べたうえで、「政権側が支配する地域に逃げたとしても、反政府勢力側の人間だとして殺されるかもしれない」と述べ、アレッポ東部にとどまり続けるとしています。


一方、内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、アレッポ東部の反政府勢力の支配地域に住んでいたおよそ1万5000人が、28日までに地域の外に移動したということです。


シリアの国営通信は、こうした人たちに対しては政府が仮設の住居を提供していると伝え、アレッポ東部にとどまる人たちに退避するよう呼びかけています。


政権側はアレッポ東部で抵抗を続ける反政府勢力側に対して、さらなる攻撃を加える構えで、包囲網が狭まることで反政府勢力の支配地域にとどまる住民にとっては、ますます逃げ場を失うなど厳しい状況が続いています。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、28日、プーチン大統領をはじめ、主要な閣僚や治安機関のトップなどが出席した安全保障会議で、シリア北部のアレッポをめぐる情勢について協議したことを明らかにし、「アレッポ東部では、政府軍が、テロリストから相当な数の地区を解放した」と述べました。


また、ロシア軍は、支援するアサド政権が、これまでに反政府勢力が支配していたアレッポ東部のおよそ40%を制圧し、28日までの1昼夜に東部から3000人以上の住民が脱出したとしています。


ロシアのインターファクス通信は、関係者の話として、年末までにアレッポ東部の全域を制圧できるとの見通しとともに、「東部の制圧は、政府軍にとって最大の勝利で、反政府勢力にとっては最も深刻な打撃になる」との見方を伝えています。

ケリー米国防長官が露政府に接触するなど米政府はアレッポの侵略軍を守ろうとしたが、失敗した | 《櫻井ジャーナル》

 シリアの要衝、アレッポの北部を政府軍が奪還、その東部も制圧しつつあるようだ。アメリカを後ろ盾とする侵略軍(アル・カイダ武装勢力やダーイッシュなど)が崩れ始めたのを見て住民も立ち上がったという。ロシア国防省によると、侵略軍が住民に対して毒ガスのイペリットマスタードガス)を使った証拠があるという。

 バラク・オバマ大統領はアサドを排除すべきだとしていたが、アメリカの政府、軍隊、情報機関などにはアル・カイダ武装勢力やダーイッシュなどを危険だと考える人びともいた。例えば、2014年8月7日までDIA(国防情報局)の局長だったマイケル・フリン中将、15年2月17日まで国防長官だったチャック・ヘーゲル、15年9月25日まで統合参謀本部議長だったマーティン・デンプシー大将らだ。これは本ブログで何度も指摘してきた。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161128#1480329384
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161116#1479292836(Fairly widespread demonstrations in East Aleppo by people asking the rebels to leave)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161031#1477910345(しかし反政府勢力は、アルカイダ系の武装組織など過激派とも連携していて)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161029#1477737281(ロシア大統領府は、人道上の理由から空爆を直ちに再開するつもりはないとしているものの、反政府勢力側が攻勢を強めた場合には、空爆の再開も辞さない構えを示していて、市民の犠牲がさらに増える懸念が強まっています。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161024#1477305451(アサド政権とそれを支援するロシアは今月20日から攻撃を一時停止し、市民に退避を、また反政府勢力に投降をそれぞれ呼びかけましたが、いずれも応じていません。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161021#1477046051(政権側は20日朝からアレッポへの攻撃を一時的に停止し、空からビラをまくなどして、市民の退避と反政府勢力の投降を呼びかけました。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161019#1476873360(「政府軍が撤退しても反政府勢力はむしろ攻撃をしかけている」)