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シリアのアレッポ東部では、アサド政権側が、30日も朝から反政府勢力が支配する地域への攻撃を続けるなど攻勢を強める一方、現地にとどまる市民に退避を呼びかけています。


内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」は、アレッポ東部にとどまっていた人たちのうち、30日までの4日間で、およそ5万人が政権側が支配する地域などに移動したと見られるとしています。またシリアの国営通信は、29日、アレッポ東部を支配する反政府勢力をテロリストだとする一方で、「政府軍が、アレッポ東部の女性や子どもなど大勢の人たちの退避を手助けし、仮設の住居を提供した」と伝えました。


アレッポ東部には、いまだに20万人以上の市民が政権側の地域に行けば危害を加えられるかもしれないなどとしてとどまっていると見られ、政権側が攻勢を強めるなか市民の犠牲が増える懸念が強まっています。

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