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ドストエフスキーの信仰告白 - 哲学者=山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』

ドストエフスキーの文学は、明らかに、市民社会の倫理観や道徳、法的なものと矛盾する。『罪と罰』では、殺人犯ラスコーリニコフを、市民社会の視点からではなく、思想的問題の視点から、誤解を恐れずに言えば、「肯定的」に描いていたる。ドストエフスキーは、デカブリストの妻フォン=ヴァージナ宛の手紙で、こう言っている。


《キリストよりも美しく、深く、同情のある、理性的な、雄しい、完璧なものは何一つない。もし誰かが私に向かって、キリストは真理の外にあることを証明し、また実際に真理がキリストの外にあったとしても、私はむしろ真理よりも、キリストとともにあることを望む。》

さて、私が、ここで取り上げるのは、ドストエフスキーの『悪霊』という長編小説である。

《民衆をもたぬ者は、神をももつことがない!自国の民衆を理解することをやめて、民衆との結びつきを失った者は、即座に、それに応じて、国民的な信仰を失うし、無神論者になるか、無関心派になるしかない。》

罪と罰 - Wikipedia

悪霊 (ドストエフスキー) - Wikipedia

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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161203#1480761824
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161124#1479984309
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20161106#1478428718
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160829#1472467402
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160829#1472467403