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ロシア人の男性(47)は、平成9年に船員として北海道の小樽港を訪れた際、拳銃を所持していたとして懲役2年の刑が確定し、服役を終えたあと「違法なおとり捜査で有罪にされた」として再審=裁判のやり直しを申し立て、札幌高等裁判所は去年10月、「有罪判決の際に提出された証拠は違法な捜査で作られたもので裁判の公正さが保てない」として再審を認めました。


これを受けて検察が対応を検討した結果、やり直しの裁判で新たな証拠を提出せず、有罪を主張しない方針を決めたことが関係者への取材でわかりました。25日開かれた裁判所と弁護団との協議で検察が方針を伝えたということで、これにより来月に予定されている裁判で男性に無罪が言い渡される見通しになりました。


男性の代理人の岸田洋輔弁護士は、「再審ではわれわれがこれまで主張してきた違法捜査の実態を明らかにしていきたい」と話しています。