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平成10年7月、和歌山市での夏祭りでカレーライスを食べた住民67人がヒ素中毒になり、子どもを含む4人が死亡した毒物カレー事件では、殺人などの罪で平成21年に死刑が確定した林真須美死刑囚(55)が無実を訴え、再審を求めていました。


この事件では、現場で検出されたヒ素と林死刑囚の自宅などにあったヒ素が同じだとする警察の鑑定結果が有罪の決め手になりましたが、再審請求の中で弁護団はそれぞれのヒ素に混ざっていた不純物などが異なり、同じヒ素ではなかったなどと主張していました。


また「林死刑囚がカレー鍋の見張りから離れた時間が20分以上あった」という次女の証言から、ほかの人にもヒ素を入れる機会があったと主張していました。


これについて和歌山地方裁判所が29日午後、再審を認めない決定を出したことが関係者への取材でわかりました。


和歌山地方裁判所は、これまで弁護団が求めていたヒ素の鑑定データの開示を認めず、林死刑囚の次女の証言も証拠に採用しませんでした。


林死刑囚の弁護団は「まだ内容を確認していないのでコメントできない」としています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170320#1490006931