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今回、発生するかもしれないインフレは需要増に伴うインフレ(ディマンドプル・インフレ)ではなく、供給制限によるインフレ(コストプッシュ・インフレ)なので、低成長と物価高が併存するスタグフレーションの発生を警戒する必要がある。つまり日本経済はこれまで誰も経験したことのないゾーンに突入しつつあるのだ。


高値販売とフランチャイズ制度による店舗網の拡大というコンビニの基本的なビジネス・モデルは、需要が継続して拡大するという従来型経済システムを大前提としていた。その前提条件のすべてが、今、静かに崩れ去ろうとしている。


これを象徴する出来事が、ロイヤリティの減額であり、日用品の大規模な値下げであり、そして米コンビニの買収である。


消費に直結しているコンビニは、日本経済の変化を少しだけ早く認識することができたともいえる。10年後の消費社会は、今からはまったく想像もできない姿に変わっているかもしれない。

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