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金融政策運営に関して、現行の合議制から機械的なルールに基づくアプローチへと変更を目指す議会に強く反論した格好だ。


フィッシャー副議長はスタンフォード大学で開催の経済会議向け原稿で「シンプルな政策ルールに従うことは、マクロ経済目標を達成する上で最も適切な手段ではない」と言明した。


議会で提案されている案では、FRBは失業率やインフレ率の変化に応じて金利の上げ下げを決定する。規則からのかい離があれば議会が監査する仕組みだ。


フィッシャー副議長は、政策担当者はルールには含まれない経済要素など、さまざまな観点から検討しており、政策ルールに関しても考慮することは可能であり、実施していると指摘。


地元の事情を理解する地区連銀総裁を含む米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの異なる見解を総合して政策を決定することが、ルールでは見落とされてしまう経済構造の変化などを予測する最善の方法だとした。

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