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アメリカ議会上院の外交委員会では7日、ウィリアム・ハガティ氏を新しい駐日大使に起用する人事案について採決が行われ、承認されました。
これを受けてコーカー委員長は声明を出し、「ハガティ氏以上にこの重要な役割を果たすのに適した人はいない」と称賛しました。


ハガティ氏は57歳、民間のコンサルティング会社に勤務していた当時、東京におよそ3年間滞在したほか、ホワイトハウスのスタッフを務めた経験もあり、通商政策に精通しているとされています。
そしてトランプ大統領の政権移行チームで幹部の人事を担当する責任者を務めたあと、ことし3月に新しい駐日大使に指名されました。


ハガティ氏は、先月開かれた外交委員会の公聴会で、貿易赤字を削減するためとして、日本の市場開放を目指す考えを示すとともに、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため日米で連携して圧力をかけていく方針を強調しました。ハガティ氏は、上院の本会議でも承認が得られれば、オバマ前政権の2期目に起用されたケネディ氏の後任として、夏にも日本に着任する見通しです。