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オーストラリア南東部ビクトリア州の警察は29日、オーストラリア出身のカトリック教会の枢機卿で、ローマ法王庁の財務長官を務めるジョージ・ペル被告を過去に複数の児童に対する性的虐待を行った罪で訴追したと発表しました。訴追の詳しい内容は明らかにされていませんが、現地のメディアは警察関係者の話として、ペル財務長官が1970年代以降、ビクトリア州性的虐待を行い、被害者は現在の年齢が20代から50代で、合わせて10人程度に上ると伝えています。


訴追を受けて、ペル長官はバチカンで記者会見し「私は無実だ。訴追された内容は正しくない。性的虐待は忌まわしいものだ」と述べました。そのうえで捜査を受けたことなどはフランシスコ法王に逐一報告してきたとしたうえで「裁判所で私の主張が認められるのを楽しみにしている」と述べ、裁判で争う姿勢を示しました。


76歳のペル長官は2003年に枢機卿に就任したあと、3年前からローマ法王庁の財政を取り仕切っており、オーストラリアのメディアはカトリック教会の重鎮をめぐるスキャンダルとして大きく伝えています。