https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


東京都内のホテルで開かれた出光興産の株主総会には、およそ500人の株主が出席しました。出光興産は国内市場が縮小する中、収益力を強化するため、ことし4月に昭和シェル石油と合併する計画でしたが、大株主である創業家の反対で、実現には至っていません。


29日の株主総会では、月岡隆社長など今の経営陣を再任する議案が賛成多数で可決されましたが、創業家側は反対しました。


株主総会のあと、月岡社長は「合併はすべての関係者の利益になると確信している。引き続き、創業家に合併の意義を説明したい」というコメントを発表し、今回、経営陣が再任されたことで合併計画についても過半数の株主の支持が得られたとして、創業家に理解を求めていく考えを示しました。


一方、創業家側の代理人の弁護士は記者団に対し、「経営陣の再任は石油価格の上昇や円高で業績が好調だったためで、合併が支持されたとは思わない。引き続き、合併の撤回を目指す」と述べ、双方の対立が収まる見通しは立っていません。

出光興産の株主総会に出席した株主の女性は、「社会や経済の情勢を考えると合併で力を強めないと取り残されてしまう。創業家と経営陣の対立は残念で、株主としては協力してほしい」と話していました。
元社員の株主の男性は、「OBとしては創業家との対立は苦々しい気持ちで見ている。早く決着をつけてほしい」と話していました。
札幌市で系列のガソリンスタンドを経営している株主の男性は、「需要が減っていく中で生き残っていくのは難しい。シェアを高めるためにも、出光と昭和シェルが統合してほしいし私たちもその手伝いをしていきたい」と話していました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170620#1497956146