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大阪・淀川区に本店のある電子部品商社「黒田電気」は、29日午前10時から株主総会を開きました。
この中では、旧村上ファンドの流れをくむ東京の投資会社が提案していた社外取締役1人を選任する議案が賛成多数で可決しました。


会社側は、この株主提案について「売り上げ規模の拡大や規模の利益の追求を第1次的な目標とするような施策はそぐわないこと」などを理由に先月の取締役会で反対することを決議していました。
しかし、およそ37%の株式を保有する投資会社側に加えて、ほかの株主も賛成したことから可決されました。


いわゆる「もの言う株主」の提案した議案が可決されることは珍しく、29日の株主提案の結果について「黒田電気」は「株主の判断なので真摯(しんし)に受け止めています。取締役の職責を全うしてもらいたい」とコメントしています。


村上ファンドは、「もの言う株主」として株主への利益還元を強く要求する手法で急成長し、「阪神電鉄」や「ニッポン放送」などへの投資で話題を呼びました。