— 野口悠紀雄 (@yukionoguchi10) 2017年7月9日
経済学者として名高い著者は、歴史「を」学ぶのではなく、歴史「に」学ぶことが大切だと指摘する。その知的な営みは「歴史を哲学する」ことではないか、と評者は思う。哲学であるからには、最小限の努力ではすまない。多少の回り道もあるが、得られる点も少なくない。
力学体系に似た法則で経済を整合的にモデル化して理解するよりも、歴史への回り道は無駄ではない、との指摘は経済学者ならではの説得力がある。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597449
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597450
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