「LE1」のガイダンスで伝えたのは要するに「学生たちが起案する時間です」というメッセージ。大工さんが大工道具を使って家を建築するように、条文という道具を使って文章を構築する訓練をするのがこの授業。文章を書く訓練をしたい人だけ履修してください。その気のない人は履修しないこと。
— 塩澤一洋, Kaz Shiozawa (@shiology) 2017年7月10日
ちなみに「授業」とは「業」を「授ける」。教員が学生に業を授けるので、業を行うのは学生たち。教員はコーチ。練習プログラムを組んだり手本を見せたり学生たちの活動にアドヴァイスや修正をしたりする役割。実際に活動をし、身体を動かして訓練するのは学生たち自身。「講義」とは本質的に異なる。
— 塩澤一洋, Kaz Shiozawa (@shiology) 2017年7月10日
授業(じゅぎょう、英: lesson, class)は、学校教育などにおいて教科・科目などの教育として行われるもののことである。大学の課程(短期大学の課程、大学院の課程を含む)などにおける授業は、講義、演習、実験、実習、実技に区分される。
講義は、教師が自分が作成してきたノートを読み上げるという形で行われることが多い。これはマックス・ウェーバーの『職業としての学問』に典型的に紹介されているように、ドイツ型の講義である。ドイツ語の講義Vorlesungは、「朗読」の意。
英語のlectureの元は、「読む」の意。アメリカの講義は、古典的には、学生に教科書を暗唱させ、正確に暗唱できるかチェックするというものであった。ただし、当たっていない学生は居眠りをする事が多々あるため、lectureは動詞として用いられる時は、「講義する」の他に、「叱る、小言をいう」という意味もある。講義は、一方的なものとなりがちなので、演習、実習などと合わせて、相補的な組み合わせで教育効果を上げるように配慮する。
ただし日本では、カリキュラムで組み合わせるのが主であり、一つの授業科目で複数の授業方法を組み合わせる方式(週に講義一コマ演習一コマとするなど)は、まだ普及していない。
なので、自らアクティビティをする気持ちのある学生のみ履修してください。アクティビティとは、自分で文章を書く(起案する)、条文を読み解釈する、事実に適用する、友人と議論する、友人の論文をよりよくするコメントをする、クラスに貢献する、互いに愉快に「楽問」する、というプラスの活動です。
— 塩澤一洋, Kaz Shiozawa (@shiology) 2017年7月10日
21世紀の今日、「講義」(一方的に義を講ずる・情報提供)なら録画してWebで配信すればいい。教室は、複数の学生と教員が同じ空間、時間を共有する価値のある活動をする場。学生たちが文章を起案する、相互コメントする、議論する、間違う、うまくできない、修正する、一緒に笑うなどを実践。
— 塩澤一洋, Kaz Shiozawa (@shiology) 2017年7月10日
第1学期:(火曜)11時15分〜12時00分
14 武力行使の規制と国際安全保障
伝統的国際法の下で認められていた戦争は、20世紀を通じて「違法化」が進められ、現在では武力不行使原則が確立している。そして、国家が個別に安全を保障するという体制ではなく、集団安全保障体制が設立された。しかし、現状はかならずしもこうした理念通りには動いていない側面があることも解説する。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597448
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170709#1499597449
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